光触媒の活用

 

 

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◆光触媒とは?
  
1967年(昭和42年)、東京大学工学部助教授(当時)の本多健一氏と大学院生(当時)の藤嶋昭氏によって発見された技術です。
 
ただ、「光触媒」と言われても、すぐにピンとくる人は少ないのではないでしょうか。
でも「植物の光合成に似ていますよ」と言うと、一気に理解度が進みます。
 
光合成は、植物に太陽光が当たることによって、二酸化炭素と水が化学反応して、デンプンと酸素ができます。
小学校の理科の授業で習った記憶があると思います。
光合成の役割を担うのが、「葉緑素(クロロフィル)」でした。
 
「光触媒」は、この「葉緑素(クロロフィル)」と同じような役割を担うものです。
つまり、光のエネルギーによって働く触媒です。
「光触媒」に光があたると、触媒作用(化学反応を促進する)を発揮し、すべての有機物を分解して、炭酸ガスと水に分解してしまいます。
 
と言うことは、不快な臭いの元であるアセトアルデヒドやアンモニアなど、そして様々な病原菌などもすべて有機物なので、それらを分解し、消滅させてしまうということです。
最近話題になる新型インフルエンザやノロウイルスといった怖い病原菌にも真向から立ち向かってくれるのが、この「光触媒」なのです。
  
  
◆光触媒の機能(効能)は?
  
大きく分けて、以下の5つの機能(効能)があります。 
 
1.不快臭の除去
  悪臭の原因になっている物質である、アンモニア、アセトアルデヒド(タバコの臭い) 、硫化水素(腐った臭い)、メチルメルカプタン(にんにくの臭い)などを分解します。
2.抗菌
  あらゆるバイ菌やウイルスを分解、除去します。花粉の分子も分解します。
3.大気の浄化
  自動車の排ガスなどから排出される窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)などの環境汚染物質などを除去します。
4.水の浄化
  水中に溶解した汚染物質であるテトラクロロエチレンやトリクロロエチレンなどの揮発性有機塩素化合物を分解、除去します。
5.防汚
  親水性(撥水性の逆)という機能があり、雨などの水によって、窓ガラスや外壁などに付着する汚れを洗い流してくれます。
  
  
◆光触媒の原料は?
 
光触媒の材料には、いろいろなものが開発されていますが、現状では、酸化チタン(TiO2)が最も優れていると言われています。
 
酸化チタンは食品添加物として認められているので、身体に安全なものなのです。
身近な例では、ホワイトチョコレート、ホワイトチーズ、練り歯磨きなどの白色の着色料に使われています。
 
この酸化チタンを主成分にして、さらに光触媒の機能を高めるために、各社が技術の革新に努めています。
とくに最近では、従来型の紫外線にしか光触媒反応が起きないものに加えて、可視光線でも光触媒反応が起きる「可視光応答型光触媒」も開発され、実用化が広まりつつあります。
これにより、紫外線が少ない室内でも、一気に用途が広まってきました。
 
 
光触媒シート
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光触媒スプレー
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光触媒マスク
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